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オーストリアでいちばんオススメの格安プリペイドSIM【yesss!】
オーストリアで滞在中、調べ物や地図を見るためにスマホを繋げたい。でも、ローミングやWi-Fiは高いし、どうしようかな…
そんな方は、もし海外での現地SIMに抵抗がなければ、yesss!(イエス)というオーストリアの格安SIMを利用してみるのはいかがでしょうか。
なんとSIMカードの初期費用は2ユーロ(280円)。それだけで1GB分のデータがついている上に、9.99ユーロ(1400円)で20GBのチャージが可能です。旅行で使うには多すぎるくらいですね。
この記事では、
- 格安プリペイドSIM yesss!の特徴
- yesss!の使い方・アクティベート方法
を解説しています。
yesss!を使えればおトクにオーストリアでスマホを使えます。さっそく見ていきましょう。
Yesss!は長期滞在者(ワーホリや留学など)におすすめの格安SIMです。短期の旅行ならアプリからの購入で完結するeSIMが便利です。
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海外でスマホを使う方法のおさらいはこちら
- キャリア:携帯回線を提供する通信会社のこと
- SIMカード:シムカード。スマホに挿入して通信を可能にするカードのこと。マイクロSDと同じくらいのサイズ。
- ローミング:あるキャリアのSIMカードで、海外のキャリアの通信回線を利用すること。大手キャリアはローミングできるが、格安SIMはローミングできないことが多い。
- ①日本のキャリアでローミングする
au、ドコモ、ソフトバンクを使っている人は、そのままローミングをすることで海外で使うことができます。特別な手続きは必要なく、海外についたら届くSMSに従って利用するだけ。ただし追加料金がかかります。
料金は1日1000~3000円。ドコモは期間を決めてパックにすることも可能で、いちばん使いやすいです。それでも、どの会社も1週間海外にいたら5000円以上かかることは確実。
- ②海外レンタルWi-Fi
アフィリエイト商材が多く、ブログでよくオススメされていますが、グループ旅行かつ短期間でない限りメリットは少ないです。渡航先にもよりますが1日約1000円、会社によっては送料と事務手数料がかかり1週間で1万円以上になることが多いです。
ただし、複数人で接続できるので、4人以上であればかなりおトクになります。スマホはWi-Fiに繋ぐだけなので、特別な設定が不要なのもメリット。でも、別行動ができないというデメリットもあります。
- ③現地のSIMカードを購入する
現地キャリアのSIMカードを購入し、自分のスマホに挿入して現地回線を利用する方法。渡航先で大きく違いますが、だいたいの場合はいちばん安くなります。
SIMフリースマホが必要になること、現地での手続きが必要になることから面倒は多んですが、一度繋げてしまえば最も便利で格安。
また、長期滞在の場合はこれが唯一の選択肢になりますね。
- ④周遊SIMカードを購入する
海外周遊プラン用のSIMカードを日本国内で買っておき、渡航先に合わせて利用する方法。世界一周旅行者やヨーロッパ周遊旅行者などがよく利用する方法です。
旅行行程によってコスパが大きく変わってしまうのでここでは割愛します。ただし、オーストリアが最初の到着地とする周遊旅行なら周遊SIMよりもyesss!の方がおトクです。
オーストリアでオススメのSIMカードyesss!
yesss!とは?
オーストリアの仮想移動体通信事業者(MVNO)のひとつ。LINE MOBILEやIIJmioなどの格安SIMと同じ形態。オーストリア国内大手通信会社 A1 Telekomの傘下です。通信にはA1の回線を利用しています。
yesss!の良いところ
yesss!のメリットはこの6つ。
- 安い
- どこでも簡単に買える
- チャージが簡単
- しっかり繋がる
- テザリング可能
- EU内ローミング可能
1. 安い
スターターパックが2ユーロ(280円)で購入できます。
スターターパックには1GBのデータまたは100分の通話に使えるクレジットが有効期間30日でついています。人によってはそれだけでも事足りちゃいますね。
それよりもっと使いたいという人は、追加チャージすることでデータ量/通話量を増やせます。
1GBで使える目安はこちらを参考にしてください。
通話とSMSの容量は共通で1分=1通になっています。
EU内ローミングで使うデータ容量は通常の容量の含まれます。たとえばLプランだと、8.4GBを国外で利用した場合は国内では残り3.2GBだけ使えます。
Lプラン | XLプラン | Austriaプラン | Webcube(データ) | |
---|---|---|---|---|
料金(ユーロ) | 9.99 | 14.99 | 8.49 | 19.99 |
通話・SMS (分/通) | 1500 | 1500 | 1000 | なし |
データ容量 | 20GB | 35GB | 10GB | 制限なし |
EU内 ローミング | 8.4GB | 12.5GB | なし | なし |
通信速度 下り/上り(Mbps) | 100/50 | 150/50 | 50/10 | 30/8 |
全て30日ごとの料金です。
2. どこでも買える
大手スーパーチェーンのBillaやBipaという薬局に売っています。Billaはオーストリア国内では日本のコンビニ並みにあるので、ウィーンについてしまえば本当にどこでも買えます。
ただし、ほとんどのお店が日曜休みなので注意。
買えるお店のリストはこちら。Startersetsにチェックが入っているお店で購入可能です。
3. チャージが簡単
チャージは店頭、オンライン、アプリですることができます。詳しいチャージの仕方はのちほど解説します。
4. しっかり繋がる
オーストリアの主要キャリアは3つあり、yesss!はそのうちの1つのA1 Telekomという通信会社の電波を使っています。日本でいうとドコモの回線を使っているのと同じです。
そのため、オーストリア国内ならほとんどの場所で繋がります。ウィーンだけでなく、グラーツ・リンツ・ザルツブルグでも使いましたが、全く問題ありませんでした。
5. テザリング可能
追加費用なしでテザリング可能です。1人だけ購入してみんなでデータをシェアすることもできますし、SIMフリーのモバイルWi-Fiなどに挿入して使うこともできます。
6. EUでローミング可能
EU各国では特別な手続きをすることなく利用できます。利用可能な容量はプランによって異なります。
オーストリアに長期滞在するとなればヨーロッパの周辺国の周遊旅行はかなり魅力的。その際に特別な手続きを必要とせずスマホを利用できるため、かなり便利です。
また、周遊旅行でオーストリアからチェコやポーランドに行くという方も、オーストリアでyesss!を購入し繋げればそのまま利用することができます。
ベルギー、ブルガリア、デンマーク、ドイツ、エストニア、フィンランド、フランス(コルシカ島、フランス領ガイアナとフランス領ポリネシアを除く)、ジブラルタル、ギリシャ、イギリス(チャネル諸島を除く)、アイルランド、アイスランド、イタリア、クロアチア、ラトビア、 リヒテンシュタイン、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル(アゾレス、マデイラを含む)、ルーマニア、スウェーデン、スロバキア共和国、スロベニア、スペイン(バレアレス諸島、カナリア諸島、セウタ、メリリャを含む)、チェコ共和国、 ハンガリーとキプロス
https://www.yesss.at/roaming/eu-roaming
yesss!の微妙なところ
そんなyesss!も完璧ではなく、すこしだけ使い勝手が悪いところがあります。
ドイツ語のみ
ウェブサイト・アプリともにドイツ語しかありません。このせいで利用開始時は面倒ですが、使い始めてしまえば慣れます。
2022年追記: アクティベートの手順のみ英語が追加されています。
初回利用前にパスポートの登録が必要
オーストリアでは2019年からSIMカードの身分登録が必須になり、外国人の場合はパスポートを登録する必要があります。yesss!だけでなく、全ての現地SIMカードに適用されるルールです。
方法はA1の店舗または郵便局での対面登録か、オンラインでの登録。オンラインで登録する場合はWi-Fiが必要になります。
yesss!の使い方
次にyesss!の使い方を説明していきます。
SIMフリースマホを準備する
ご自身のスマホがSIMフリーであることを確認してください。
購入
BillaかBipaなどで購入します。レジ横にこんな感じで吊り下げられています。
ウィーン空港にもBillaとBipaどちらもあるので好きな方に行きましょう。
市内で購入する場合はどのBillaでもOKです。ザルツブルグやグラーツにもあります。
登録
オーストリアでは2019年より全てのSIMカードに個人情報の登録が必要になりました。
登録手続きは郵便局・A1ショップまたはオンラインで行うことができます。いずれの場合もパスポートが必要です。スターターセットについているPIN / PUKコードを使うので捨てないこと。
郵便局・A1ショップで登録
店舗での登録はSIMカードとパスポートを持っていけば簡単に済むようです。こちらの記事を参考にどうぞ。
郵便局ならスターターセットも置いてるので購入と登録が一度にできますね。
オンラインで登録
オンラインで登録する場合は、Wi-Fiか、既に接続できている人にテザリングさせてもらうなど、インターネットに接続できることが必要になります。
パスポートとスタータセットを準備しましょう。
スターターセットのカードに記載されています。
初めてならNoを選択
上から3つ目です。一番上は電子署名サイト・二つ目はオンラインバンクによる認証。日本人が利用できるのはパスポートのみです。
Japanで登録する場合は細かい住所は不要です。
カメラが起動しますので、指示通りにパスポートと自分の顔を写します。
カメラに顔を写した状態で右を向いたりといった指示が出ます。ゆっくりやれば大丈夫です。
これで登録完了です。
スマホに挿入
自分のスマホにSIMカードを挿入します。
SIMカード入れを開けるためのピンが必要になります。iPhoneなら安全ピンなどでも代用可能。
必要ならば再起動してください。
ここでカードに記載してある4桁のPINを入力します。スマホを再起動するたびにこのPINを入力する必要があります。忘れないようにカードを持ち歩いておきましょう。
APNの設定
だいたいのスマホは自動で繋がると思いますが、機種によってはAPNの設定が必要です。
iPhoneで説明します。Androidの方は「アンドロイド APN」で検索すれば設定方法が出てくると思いますのでそちらを参照してください。設定内容は同じです。
- APN: webapn.at
- Username: 空欄
- Password: 空欄
設定→モバイル通信→モバイルデータ通信ネットワーク
モバイルデータ通信・LTE設定・インターネット共有のAPNにwebapn.atと入力します。他は空欄で大丈夫です。
必要があれば再起動します。これで使えるようになります。
追加チャージ
スターターセットには100分の通話・100回のSMS・1GBのデータが使えるクレジットが100ついています。残量はアプリで確認することができます。
追加でチャージする前にプランを選択しておきましょう。プラン選択はアプリが便利です。チャージしたタイミングでそのプランが適用され、料金が差し引かれます。
追加チャージは下の3つの方法で可能です。
オンライン
このページからクレジットカードでチャージできます。
アプリ
アプリをダウンロードして、電話番号を登録後、クレジットカードでチャージできます。ドイツ語なので少し難易度高め。
チャージの流れ
Guthaben aufladen→VisaまたはMasterを選択→決済
店頭でバウチャーを購入
SIMカードを販売しているお店で同じように10ユーロまたは20ユーロのバウチャーが販売しています。
購入後、SMSで810820宛にLB<バウチャコード>(例:LB123456789012)と送信すればチャージされます。
オーストリアでオススメのSIMカードyesss!のまとめ
格安SIMカードのyesss!を紹介してきました。
期間の縛りなし、月10ユーロで1ヶ月8GBも使えるなんておトクすぎて大丈夫なのかなと思うくらいです。日本もこのくらい安くなって欲しいですね。
パスポートの登録がいちばんの山場だと思います。難しいと思う人は郵便局かA1のお店に行くのがベストです。
もし使い方がわからない場合はぜひコメントに質問してください。わかる範囲で答えたいと思います。
それでは、快適なオーストリア旅行をぜひ楽しんでくださいね。
おすすめのドイツ語学習アプリはこちら。
コメント
コメント一覧 (2件)
はじめまして。貴重な情報ありがとうございます。とても助かります。これからオーストリアへ出発します。約3週間の滞在です。おすすめのYesss!を購入しようと思っています。3週間たったあと、解約手続きは必要になるのでしょうか?別のブログでは、「1年利用がなければ自動解約」とのことだったのですが。解約しないと基本料金のようなものが課金されないかと心配で、お尋ねさせていただきました。
コメントありがとうございます。Yesss!には月額契約(Vertaag)とプリペイド(Wertkarte)の2種類の契約方法があります。プリペイドを選べばクレジットを購入しない限り追加で課金はされないはずです。心配な場合はアプリ等にクレジットカードを登録しない(または購入後すぐに情報を削除する)ことをおすすめします。カード情報を登録していなければ課金されることはありません。
ちなみにこちらの記事は長期滞在者(ワーホリ等)向けの格安SIMの情報です。もし短期滞在で、電話番号が必要ないのでしたらアプリからの購入で簡単に接続できるAiraloなどのトラベルeSIMもおすすめですよ(eSIMが使えるスマホに限られますが)。オーストリアでしたら30日間有効の10GBプランもUS$11です(2024年4月)。詳しくはこちらをご覧ください。https://nao-tabi.com/airalo/